機械屋that's談

弊社に起こるいろいろな出来事をフィクションを含め日記形式でお伝えしていくコーナーです。気が向いたとき、更新予定です

我々、機械加工業で不良品を作ることを「お釈迦」という、地域などによって違っている場合もあるので一概にはいえませんが、さてその由来は木彫りの職人に「仏様」を作ってくれと注文したところ、間違えて「お釈迦様」を作ってしまったと言うところから来ているようです。 我々機械加工者にとって「お釈迦」は大敵です。(お客様にも迷惑がかかることもあるか

もしれません)これを作ってしまう場合の多くは、機械加工者の思い込みや勘違いからです、ですからまず図面をよく見る、これが一番です。

 先日、得意先から仕事の依頼がありました、内容は得意先が角成形(ブランク加工)、弊社がマシニングセンタを使っての穴明け加工というものでした。段取りも出来て、さあ加工開始と品物をバイスにセッティングしてビックリ、締めると片側が浮くのである、直ぐにピン!と来た、面と面の直角が出ていないのである、定盤のところで2つ並べて見ると、案の上である。

直方体の成形は、フライス機械加工の原点である、これの精度如何によって以後の加工に影響与える、見た目で綺麗に出来ているだけでは意味がない、面と面の持つ幾何学的関係を作り出さなければならない、たかが角成形、されど角成形なのである。

こんな話が2件程続いて、「こんなので良いのか大田区町工場」という気になってしまったのである、某大手メーカーの6面削りの方が全然良いではないですか。

アルミ材のワークの平坦度等を測定するのに、テストインジケーターを使って測定していましたが、ワークの表面に微細な傷が付くので

ある、気にならない程度かもしれませんが、加工した当事者としては、気になるところでもあります、ある測定器メーカーのホームページで何か良いものは無いかと探していたところ、超低圧テストインジケーターという物がありました、ただアルミ材に傷が付かないとは書いていないので早速、得意の電子メールでの質問攻撃である、2時間後ぐらいにメーカーの担当者から電話が来た、話を聞いてみると、だいたいこちらの思っているもののようで、「それを工具屋さんから購入する」と、言うと「貴社を訪問して説明させて頂きたい、納得して頂いてから購入していただければ結構ですから」と言っている、内心そんな大額でもない測定器1つを売るのに、わざわざ来なくても良いのにと思っていました。翌日担当者と貿易部の肩書の綺麗なお姉さんの2人で来た、一応、弊社の仕事内容などを説明した後、持参された「超低圧テストインジケーター」を使ってみる、触針に触れてみると非常に軽いタッチで期待が持てる鏡面に加工されたアルミ材の表面を動かしてみる、傷が付かない、「これはすばらしい」その上、心配していた「機械の振動を過度に拾ってしまうのではないか」と言う担当者の予想とは逆に指針は安定している、このあと担当者にアッぺの法則についてや、ピックテストの構造、使い方や状況に応じた使い分け、上手な使い方などを伺った、結構「目から鱗」みたいな事も出てきた、担当者によれば、「今まで使用している現場の声をなかなか聞くことが出来なかったんです、今日は現場の声を聞けて良かったです」と喜ばれて弊社を後にしました。

えっ、マジっ!〇コン?

↑バレバレ?

 

4月初旬に清水の舞台から飛び降りるつもりで「心出し顕微鏡」を注文しました

納期は40日と言うことで・・・・しかーしっ

5月10日になってもぜんぜん来る気配なし

工具屋さんに問い合わせてみたところ、

「もう来る頃なんだけど、あおってみます」

数日後〇コンから電話がありました

「大変申し訳ございません。部品が欠品 してまして・・・」

と言うことでした

6月14日出荷だそうだ・・・・    結局納期70日じゃないか!

殿様商売だな。天下の〇コンさんに 言われちゃしょうがないと言うことで諦めました

「もしかしてそば屋の出前?」 って言うか発注時に判るだろ?

これで〇コンが下請けに発注するときは「納期厳守」とか平気で言っちゃうんだよー

 

あー理不尽!あー不条理!あー不景気